石川県知事および石川県労働局長より、「新型コロナワクチン接種促進のための職場環境整備に関する要請」が石川県商工会議所連合会あてに参りましたので、県内事業者のみなさまにおかれましては、下記事項についてご理解ご協力のほどお願い申しあげます。
新型コロナワクチン接種促進のための職場環境整備に関する要請
全国的に新型コロナワクチン接種の取組みが進んでいますが、接種は新型コロナウイルス感染拡大防止に極めて有効であると同時に、事業活動を継続していくうえでも有効な手段であり、もとより強制ではありませんが、積極的な接種が望まれております。
当県においては、今後、全接種者の3分の2を占める65歳未満の方への一般接種が始まります。
こうした中、今後、接種を円滑に進めていくためには、労働者の方々が安心して接種を受けられる職場環境の確保が大切と考えています。
つきましては、接種時や、接種後に体調を崩した場合に休暇を取得しやすくなるよう、特別休暇の新設や、既存の休暇制度の見直し、接種の時間につき労務から離れることを認めるなど、柔軟な勤務時間の取扱いについてご検討いただきますよう、お願い申しあげます。
参考:厚生労働省Q&Aより
<ワクチン接種に関する休暇や労働時間の取扱い>
問20 自社に勤める労働者が新型コロナワクチンの接種を安心して受けられるよう、新型コロナワクチンの接種や接種後に発熱などの症状が出た場合のために、特別の休暇制度を設けたり、既存の病気休暇や失効年休積立制度を活用したりできるようにするほか、勤務時間中の中抜けを認め、その時間分終業時刻を後ろ倒しにすることや、ワクチン接種に要した時間も出勤したものとして取り扱うといった対応を考えています。どういった点に留意が必要でしょうか。
問9 労働者が新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を受けたことで健康被害が生じた場合、労災保険給付の対象となりますか。