新型コロナウイルス感染症に対応して新たに多数の公的な給付・補助・融資の制度ができ、それらに関するお問い合わせを多数いただいております。中には「持続化給付金は返さなくてはいけないお金(融資・貸付)なのではないか」といったご質問をいただくことがございます。(持続化給付金は返さなくて良いお金です)
そこで、それらのおおまかな違いについてご説明します。
(1)給付金
・返さなくて良いお金です。
・申請要件を満たした方が申請することで給付されるお金です。
・申請要件を満たしていれば(それを証明する書類が揃えば)ほぼ確実にもらえます。
給付金の例
・持続化給付金 ※持続化補助金とは異なります。
(2)補助金
・給付金と同様に返さなくて良いお金です。・新たな取組みにかかる費用(広告費や設備投資費用など)に対してお金が出ます。
・申請要件を満たしているだけではもらえません。申請内容が審査され、その審査結果により補助金が出るかどうか(採択・不採択)が決まります。
・採択率は毎回2割~9割とばらつきがあります(採択率は事前にはわかりません)。
・採択率が非常に高いものは事実上給付金(申請要件を満たせればほぼもらえるお金)的なものと言えます。
補助金の例
・小規模事業者持続化補助金<一般型> / 同<コロナ特別対応型>
※持続化給付金とは異なります。
・小規模事業者感染拡大防止緊急支援費補助金
・新分野チャレンジ緊急支援費補助金
(3)融資(貸付)
・返済する必要があります。
・補助金や給付金にくらべて利用できる金額が大きくなっています。
融資の例
(4)その他
支援金、助成金、補給金などはそれぞれ内容を読んで判断となります。
助成金となっていますが、この場合は補助金と同義(要件+内容審査で採択可否がきまる)と考えて良いものです。
助成金となっていますが、給付金に近い(要件を満たせばもらえる)ものです。
厚生労働省からのお金はほとんどの場合は助成金としています。給付金に近い(要件を満たせばもらえる)ものです。
支援金となっていますが、給付金に近い(要件を満たせばもらえる)ものです。
備考
・厳密な定義で区別されているわけではなく、おおまなか見分け方であり、例外はあります。