中小企業を対象としたいわゆるヤミ金業者は、警察からの摘発を逃れるため、正規の金融取引や資金調達手段を装って金銭の貸し付けを行ない、法外な利息を受領するなど、その手口を悪質・巧妙化の一途を辿っています。
現在、売掛債権(入金待ちの請求書等)を買い取り管理回収「ファクタリング」において、悪質な違法貸金業者が増加しています。
被害としては、2017年度以降、30都道府県の中小企業社長などのべ約7,100人に計約30億円を貸付け、約36億円を回収したとみられています。
違法貸金業者から一度でも金銭の貸付を受けると、高額な利息の返済に追われ、会社経営が行き詰まり、倒産に至るケースも少なくないことから、中小企業の皆様におかれましてはくれぐれもご注意くださるようお願いいたしますとともに、ヤミ金業者による被害を認知した際の警察への速やかな通報等のご協力をお願いいたします。
ファクタリングの偽装について(金融庁)
https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/#05
下記サイトでは、詐欺の手口の具体例等、記載してあります。
【注意喚起】中小企業経営者を狙うファクタリングを装ったヤミ金融や、SNSを通じた「個人間融資」を装ったヤミ金融にご注意(日本貸金業協会)
https://www.j-fsa.or.jp/topics/association/190612.php